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全労済マイカー共済の評判と口コミ!デメリットと自動車保険との違いを解説!

全労済のマイカー共済って自動車保険と何が違うの?

「自動車保険の満期が近く、今の保険を継続するか他社に乗り換えるか迷っている」

「自動車共済っていうのもあるけど、自動車保険と何か違うの?」

「全労済、JA共済、こくみん共済、電通共済、県民共済......種類が多くて良くわからない」

そんな方に、この記事では全労済のマイカー共済について解説します。

  • 全労済「マイカー共済」の補償内容
  • 自動車保険と比較したメリット・デメリット
  • マイカー共済の評判・口コミ

全労済は2019年6月から『こくみん共済「coop」』という愛称を活用しているので、そちらのほうがピンとくる方も多いかもしれませんね。

そもそも「保険」と「共済」の違いを大まかに説明すると、以下の表のようになります。

種類 共済(全労済) 保険
監督官庁 厚生労働省 金融庁
根拠法 消費生活協同組合法 保険業法
用語 掛金

共済金

被共済者

保険料

保険金

被保険者

加入の条件 全労済の組合員であること(出資金が必要) なし
特徴 組合員の助け合いを目的とした非営利事業 株式会社が運営する営利事業

もう一つの大きな違いとして出資の有無がありますが、全労済では1口100円の出資金を10口以上お願いしている形なので、基本的には1,000円で組合員になれます

最も大きな違いは、運営しているのが「営利団体」か「非営利団体」かという点ですが、基本的な仕組み自体は保険も共済も同じです。

また、契約を解約して組合員脱退の手続きをすると出資金は全額返ってきますので、保険と比べてそこまでデメリットに感じる必要はなさそうですね。

それでは、全労済のマイカー共済について、ここから詳しく説明していきます。

実際に加入している人の口コミ・評判もご紹介しますので、自動車保険を検討中の方の参考になると思います。

ぜひ最後までご覧ください。

 

全労済のマイカー共済の補償内容・ロードサービス

 

共済の中でも最大の規模を誇る全労済。

基本補償も特約も充実していて、補償内容で各保険会社に劣る点はほとんどなく、必要な補償はすべて揃っていると言えます。

 

自身や同乗者の怪我に対する補償

  • 車を運転していて事故を起こし、ケガをして入院した
  • 自動車事故で死亡、または後遺障害の状態になった
  • 道を歩いていて車にひかれた

このような時に、治療費や仕事ができないことによる損害など、全労済が算出した実損額を補償してくれるのが、人身傷害補償です。

最高補償額は、5,000万円・1億円・2億円・無制限から選ぶことができます(全労済おすすめは5,000万円)。

また、マイカー共済の加入者(被共済者)の配偶者や同居の親族など、特定の家族も補償の対象です。

この補償の全労済オリジナルポイントは、死亡・後遺障害・入院に対して、実損額とは別に傷害見舞金が受け取れることです。

例えば、自動車事故でケガをして3日以上入院した場合には10万円、事故から200日以内に死亡してしまった場合には500万円が支払われます。

 

相手方への補償

  • 車を運転していて、歩行者をひいてしまった
  • 自動車どうしで事故を起こし、相手の車が大きく損傷、相手運転手もケガをした
  • 駐車をしようとして誤って電柱にぶつかり、修理費を請求された

このように法律上の損害賠償責任を負った場合、人に対しては対人賠償、物に対しては対物賠償で損害額が補償されます。

対人補償、対物補償ともに、補償金額は無制限

対人賠償は自賠責保険からも保険金がおりますが、足りない分は全額対人補償から支払われます。

ケガをさせた相手が複数人いた場合、公共物や店舗などを傷つけた場合などの損害賠償額は、個人の資産で支払えるような額ではない場合も多いので、無制限の補償は心強いですね。

 

車の補償

 

自動車保険で車両保険と言われているのとほぼ同じ内容のものが、車両損害補償です。

自動車保険と同様に、つける・つけないを選ぶことができます。

  • 車どうしで衝突事故を起こし、乗っていた車が破損した
  • 駐車場で当て逃げにあった

このような場合に車体の損害を補償します。

「一般補償」「エコノミーワイド」「エコノミー」の3種類から選択できますが、当て逃げや車以外の物との衝突による損害まで補償される「一般補償」がおすすめです。

車両損害補償には選べる特約のラインナップが5つあり、その中でも「付随諸費用補償」事故処理期間の代車費用や身の回り品まで補償されるので、この特約は付けておくと良いでしょう。

 

その他・特約

【特約】

基本的な補償に加えて、必要に応じてセットできる主な特約が4つあります。

  • 弁護士費用補償特約
  • 自転車賠償責任補償特約
  • 交通事故危険補償特約
  • マイバイク特約

自転車賠償責任補償特約については、自転車事故での賠償責任にしか対応していない点に注意が必要です。

他の保険・共済で、自転車だけでなく日常生活で負う賠償責任も対象とした特約があるので、そちらを検討するほうが良いかもしれません。

 

【ロードサービス】

マイカー共済のロードサービスは以下の内容です。

  • レッカー費用無料(けん引距離100㎞まで)
  • バッテリー上がり、鍵のとじ込みなどの対応で現場での30分以内の作業費用無料
  • 燃料切れのときのガソリン・軽油お届け10ℓまで無料(1共済期間に1回)
  • 脱輪、落輪の引き上げ無料(一部有料のサービスあり)
  • 緊急時の電話番号案内サービス24時間対応

必要最低限の補償は揃っていますが、手厚いとまでは言えない印象です。

 

自動車保険と比べた時のメリット

 

マイカー共済は、補償内容においては一般的な自動車保険とほぼ同等のレベルであることがわかりました。

では、共済ならではのメリットは何かと言えば、一番は掛金の安さです。

非営利時事業のマイカー共済は、いい意味で商売っ気のないところが売りと言えるでしょう。

 

メリット①:料金が安い

 

全労済は組合員どうしの助け合いを目的とした非営利の組織です。

もちろん運営のための人件費や経費は必要ですが、株主への配当などのために利益を追求しなければならない保険会社に比べると、掛金を安く抑えることができます。

掛金は、同じ年齢・同じ車種で加入しても等級や事故の有無によって違うので一概には言えませんが、無事故の場合は自動車保険より安くなるのが一般的です。

また、等級による割引はもちろん、運転者の限定や新車割引、さらに衝突被害軽減ブレーキ(AEB)搭載の車に対する割引など10種類以上の割引制度があるため、それぞれに該当するととてもお得になります。

 

メリット②:しつこい勧誘がない

 

自動車保険の継続依頼って、ちょっとしつこいなと感じることはありませんか?

また、いろいろな商品を取り扱っている保険会社で自動車保険を契約していると、他の種類の保険を勧められたりすることもあるかもしれません。

全労済では、時々来る郵便物に案内が入っていることはあっても、無理な勧誘はありません

保険会社のセールスが煩わしいという方には、マイカー共済は気楽で良いと言えるでしょう。

 

自動車保険と比較したデメリット

 

共済には全労済以外にもJA共済、全国自動車共済、全日本火災共済(日火連)など多くの種類があり、それぞれが自動車共済を取り扱っています。

ここで紹介する2つは、規模の小さい共済では大きく影響しますが、全労済は共済の中でも最大規模の組織なので、そこまで大きなデメリットととらえる必要はないかもしれません

 

デメリット①:等級が引き継げない可能性

 

ノンフリート等級は20等級まであり、一般的な自動車保険の最大割引率は63%です。

せっかく何年もかけて割引率を上げても、共済への乗り換えでその等級が引き継げないのなら選ぶ意味がないですよね。

マイカー共済の等級制度は全労済独自のものですが、他の保険会社やJAなどからの引継ぎは問題なくできますので、安心して大丈夫です。

ただし、一部の自動車共済からの引継ぎについては確認が必要です。

これは保険会社でも同じで、教職員共済やトラック共済などの等級は引き継げない場合が多くあります。

ちなみに、マイカー共済の等級は最大が22等級で、最大の割引率は64%なので、そこから他の自動車保険に乗り換えるのは少しもったいないかもしれません。

 

デメリット②:全労済が破綻したら補償が受けられない

 

損害保険会社が破綻した場合、「損害保険契約者保護機構」によって自動車保険の保険金支払いは補償されます。

一方、全労済をはじめとした共済には加入者を保護してくれるセーフティーネットがありません

つまり、もし全労済の運営が破綻してしまったら、支払った保険料やもしものときの保険金支払いは補償されない可能性があるということです。

しかし、全労済は日本国内最大の組織であり、将来の支払に対応できるじゅうぶんな準備金を常に積み立て、健全な資産運用をおこなっています。

全労済が破綻するリスクをそこまで深刻に考える必要はないと言えるでしょう。

 

全労済の評判をご紹介!

 

マイカー共済の加入者から寄せられた良い口コミ・悪い口コミをご紹介します。

※口コミは文字数の調整などのため、一部編集して掲載しています。

 

・掛金が安い

補償内容が保険会社の自動車保険に劣らず、事故やトラブルをしっかり補償してくれるのに掛金が安い。

掛金の安さ重視なら、マイカー共済はアリだと思います。

 

・契約時の対応が丁寧だった

掛金の安さゆえに、問い合わせに対する対応がしっかりしているのか不安があったが、きちんと説明してくれた。

質問に対する回答もわかりやすく、気持ちのいい対応だったので安心して契約できた。

 

・事故対応に不満

事故を起こして電話をしたときの担当者の態度が悪く、交渉もうまくやってくれなかった。

マイカー共済は事故対応を委託しているので、万が一の時には対応が不十分。

大手の自動車保険のほうがそのあたりはしっかりしていると思う。

 

・電話対応が良くなかった

こちらは不安な気持ちで電話をかけているのに、電話に出た人は全然親身になってくれている感じがしなかった。

そもそも電話がつながりにくい。

 

なかには最悪って口コミも

 

全労済マイカー共済の特に悪い口コミをツイッターから抜粋しました。

補償内容や掛金についての不満はほとんどなく、多いのは電話での対応の悪さ事故対応のまずさに対する不満のようです。

いざというときに共済金の支払を渋るなど、きちんと補償をしてくれないのでは「最悪」と言いたくなる気持ちもわかりますね…。

 

まとめ:全労済のマイカー共済の評判とデメリットまとめ

 

ここまで、全労済のマイカー共済について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事の要約は次のとおりです。

  • 全労済(こくみん共済「coop」)の共済は、組合員の助け合いを目的とした非営利事業
  • 掛金の安さが最大のメリット。非営利事業でコストが抑えられているうえに、豊富な割引制度がある
  • 自動車保険と違ってセーフティーネットがない点はデメリットだが、破綻のリスクは低いと考えられる
  • 他の自動車保険やJAなどの一部の共済からは、問題なく等級を引き継げる
  • 保険料の安さは評判がいい
  • 悪い口コミは担当者の態度や事故対応の悪さに対するものが多い。中には最悪という意見も…

全労済のマイカー共済は補償が充実していて、損保の自動車保険と比べても遜色ない内容になっています。

事故対応に関しては、対応窓口や拠点の数が大手損保に比べると少ないようで、サービスの質に対する不満の声も寄せられました。

とはいえ掛金の安さはやはり魅力的。シンプルな保障で安く抑えたい人にはおすすめできる商品です。

ホームページから掛金の診断ができますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

その他の自動車保険に関する記事もたくさん掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。

 

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