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セコム損保のリアルな評判
これから自動車保険を契約する際に、最も重視すべきポイントが「事故対応力の高さ」です。
突然の事故で冷静な判断ができない場合がありますが、加入している保険のサポートが万全であれば、スムーズに事故処理の手続きへ進めるため安心です。
しかし、残念ながらセコム損保の総合評価は決して高くはありませんし、「事故対応力」に至っては「1」と低評価です。
確かに、セコム損保は「365日24時間体制のサポート」をウリにしていますが、今やどこの保険会社でも当たり前のサービスとなっています。
しかも、他社は夜間8時までの受付分に関しては「当日初動対応OK」となっているのに対して、セコムは「初動受付時間が17時」になっていて、時間帯によっては迅速に対応してもらえません。
事故直後で右も左も分からずにあたふたとしている時に、事故対応力を期待できないことはかなり致命的です。
総合評価 | 3.4 |
事故対応力 | 1 |
補償内容 | 4 |
ロードサービス | 4.5 |
保険料 | 4 |
アフターサービス | 4 |
人気(契約者数の多さ) | 3 |
一方で、格安な保険料で現場急行サービス付きという点は評価できますし、アフターサービスの充実度の高さとロードサービスではユーザーのみなさんから高評価を得ています。
セコム損保時はメリットもデメリットもある保険だけに、加入をすべきかどうか悩んでしまいそうですね。
そこで、今回はセコム損保の
- ユーザー達のリアルな口コミ評判
- セコム損保の特徴
- セコム損保の補償内容
を中心に詳しく解説します。
自動車保険に新規加入する方、乗り換えをなさる方はぜひ参考になさってみてください。
セコム損保を自動車保険ランキングで確認しよう
自動車保険を選ぶ際は多くのユーザー達の意見がダイレクトに反映されるランキングチャートを参考にすると、契約者に最適な保険商品であるかどうかをスムーズに判断できます。
今回「セコム損保」について「価格コム」と「オリコン顧客度ランキング」を参考に確認してみましたが、残念ながら「価格コム」では調査対象外、「オリコン」の方も13位以下という結果でした。
また、「NTT if」によるランキングチャートもランク外と結果だけを見ると、判断材料がないような状態です。
ただし、「オリコン顧客満足度ランキング」の総合評価では60点以上とそこそこには高い評価があるようなので十分に検討する価値があります。
ちなみに、「価格コム」による総合ランキング3位は以下の通りです。
ランキング・保険会社名 | 特徴 |
1位 : ソニー損害保険 | ダイレクト型保険
走行距離によって7区分の名から選べる。無料でロードサービスが付帯されていざという時に安心できる。 |
2位:セゾン自動車火災保険 | ダイレクト型保険
事故現場に専門スタッフが駆けつけてくれるから安心。ネットで契約更新すれば1万円割引でお得に更新できる。 |
3位:イーデザイン損害保険(東京海上グループ) | ダイレクト型保険
東京海上グループだから抜群の事故解決力。走行距離に応じて保険料が変わるため経済的。事故現場急行サービスありで安心できる。 |
トップライクインしている3社ともに、代理店を挟まないダイレクト型保険であることが特徴的ですし、走行距離に応じた保険料算定システムやネット割引がある点も共通していますね。
もちろん、補償内容や事故対応力が素晴らしいことは言うまでもありませんから、セコム損保と比較検討してご自身のライフスタイルに合った保険商品を選んでください。
なぜランキング外?みんなの口コミを確認しよう
どうして「セコム損保」は、「価格コム」や「オリコン顧客満足度ランキング」のいずれでもランキング外なのでしょうか。
「セコム損保」は事故対応力で致命的な欠点がある一方で、保険料、アフターサービスの高さではそれ相応の評価があるので総合評価が低いわけが気になります。
ともかく、ランキング外のため情報が乏しいので、実際に「セコム損保」ユーザー達の口コミ評価を見ていきましょう!
悪い口コミ
自動車保険が更新出来なかったのでコールセンターへ問い合わせしたところ、現在システム障害とのこと。
コールセンターのスタッフは「私達も困ってるんですよねぇ」と嬉しそうに話す。
自分の会社の不具合なのに他人事。
復旧作業に徹してるSEさんが不憫に思えた。#セコム損保#セコム自動車保険
— churine (@Riine33) June 30, 2020
未だに示談に応じないセコム損保は阿呆だ。相手の弁護士も話にならない。
これ以上セコム損保の自動車保険加入者を増やすな— 。、。、 (@good1040) December 14, 2019
追突などのもらい事故をしてしまい、相手方がセコム損保に加入していたが、示談交渉になかなか応じてくれないというツイート情報が目立ちます。
「スタッフやコールセンターの態度がひどすぎて話しにならない」、「1年以上経った事故なのにまだ示談交渉がもたついている」、「不親切で不安を感じた」などの意見が多数あります。
特に、不幸にも被害者になってしまった方達への対応が非常に悪いとの書き込みが多数ありますし、ユーザーの方からも事故対応力が低いとの評価が寄せれています。
悪い口コミの反面で、いい口コミももちろんありますから併せて見ていきましょう!
良い口コミ
火災保険。
初めて「ほけんの窓口」を利用して、セコム損保に決定。店長さんの物腰柔らかな対応が決め手。
そこでは取り扱いのない、安いネット系S損保と比較してたけど…電話応対の質が悪い担当に当たって願い下げ。
加入中の自動車保険部門も大丈夫かな。心配になってきた。。— ゆうち꒰ ・ ̫・ ꒱ (@smilehappywin) June 26, 2019
自動車保険をセコム損保に変更しました👍
今までに比べて6000円くらいは安くなりましたね🐧
今まで面倒でやらなかったことでかなりの損失をだしましたけど、今回でそれを食い止めることができたのはよかったのかなと思います😁— みきとし@パパママ育休プラス中 (@mikitoshiganba) January 12, 2020
セコム損保は事故現場にセコムが駆けつけてくれるので非常に安心感のある自動車保険と言えるでしょう。セコム損保の独自サービスが加わった保険もあるので、要チェックですよ。
— shigemura (@nakamu34) August 17, 2020
「スタッフの対応が素晴らしい」、「安い保険料なのに補償が他社と変わらない」、「事故の時にセコムが駆けつけてくれるから安心感がある」といったツイートがいくつか見られます。
特に、格安な保険料とサービス内容の高さに魅かれて契約する方が多い傾向にありますが、残念ながら良い口コミ数は少なめに感じられます。
ただし、口コミ情報はあくまでもその人の主観的な意見に過ぎませんし、担当するスタッフのキャリア歴によってもサービスの良し悪しが分かれる部分です。
保険料を抑えていざという時のお守りとして契約をと考える方は、評判に惑わされないで特徴や補償内容についてしっかり判断して加入を検討することが大事です。
そこで、以下でセコム損保の特徴と補償について詳しく解説して行きます。
セコム損保の3つの特徴
「セコム損保」は業界内では比較的新しいため、昔ながらの大手損保会社と比べて知名度が薄く、どのような自動車保険を扱っているのかご存知ない方が多いのではないでしょうか。
そこで、セコム損保の自動車損保を代表する3つの特徴
- 24時間365日セコム駆け付けサービス
- ライフスタイルに合わせて選べる保険商品
- ロードサービス・示談交渉が自動付帯で安心
を中心に1つずつ詳しくお話しします。
特徴①:24時間365日セコム駆けつけサービス
セキュリティ業界でトップの地位の「セコム」が親会社だけあって「セコム現場急行サービス」が完備されてる点が魅力です。
ユーザーのみなさんが必要と感じた時にスタッフを要請できるから、万が一加害者になってしまった時も心強いです。
事故に遭遇した時は、
- 救急車や警察の手配
- 事故現場の状況確認
- 目撃者への情報提供の要請
- 相手方との対応
などを短時間でスピーディーに処理しないといけませんが、事故の当事者になってしまうと冷静に判断することは難しいです。
そんな非常時にセコム現場急行サービスのスタッフが優しくサポートしてくれるから安心です。
警察や保険会社に必要な状況証拠を正確に提出できるから、示談交渉にスムーズに持ち込むことができ、そう時間をかけずに円満解決を望めます。
特徴②:ライフスタイルに合わせて最安の保険料を追求
セコム損保は自家用車、商用目的といった利用目手に合わせて3つのプランから選ぶことができ、ライフスタイルにマッチする補償をリーズナブルな保険料で備えられます。
その他にも、
- ゴールド免許割引(最大15割引)
- 運転者限定特約(本人・配偶者限定)
- AVS 割引(自家用普通自動車・小型車・四輪車限定)
- 複数台割引
- 運転者限定特約(本人限定)
- 新車割引(自家用普通自動車・小型車・四輪車限定)
といった割引サービスが用意されていて、該当すればするほど保険の負担を抑えられてお得です。
また、1年間無事故であったドライバーのみなさんは等級が自動でアップして、長年無事故であった場合はなんと63%の割引率が適用されます。
ドライバーである限りは長年コンスタントに支払い続けなければいけない保険料だけに、自分に適したプランと複数の割引を受けられることは経済的にも大きいですね。
特徴③:ロードサービス・示談交渉の自動付帯
他社の自動車保険に加入した時に、「ロードサービス」や「示談交渉」の特約を付け忘れて失敗したという苦い経験をお持ちの方も、セコム損保なら大丈夫です。
自動車保険は専門用語が多いですし、まして新規で契約を結ぶ方は特約補償までは気付きにくものです。
その点、セコム損保はドイラバーだった絶対に付けておきたい「ロードサービス」と「示談交渉」が自動付帯されるから安心です。
エンジンが稼働しない、タイヤのバースト、バッテリーのヒートアップはいつ起こるか分からないトラブルですが、セコム損保のロードサービスは「24時間365日サポート体制」のため深夜遅い時間の故障であってもスピーディーに対応してもらえます。
もちろん、車に精通した修理スタッフなので作業が手早で安心ですし、うっかりキーを閉じ込めてしまった時もお任せできる頼もしい存在です。
また、専任スタッフが当事者同士では決着が難しい話し合いを代行してくれるから、早期解決を見込めて安心できます。
セコム損保の補償内容
セコムの補償内容を解説する前に自動車保険でチェックすべき補償内容について解説します。
自動車事故の加害者になってしまった時には、ケースバイケースでは何億円もの対人・対物損害補償を命じらることがあります。
もし、自動車保険に加入していなかったら財産や預貯金を切り崩して支払わなくてはいけませんし、金額によっては手持ちの資産ではまかない切れない可能性が高いです。
もちろん、ご自身や同乗者の怪我の治療、入院費用の補填、さらには損傷した車の修理費用の補填のためにも自動車保険が必要です。
そこで、セコム損保の自動車保険の補償内容について詳しく確認していきましょう!
自動車保険に必要な補償は?選ぶ際のポイント
自動車保険に絶対に付けておくべき補償は以下の表の通りです。
当然ですが高額賠償に備えて「対人・対物賠償」は絶対に必要ですし、死亡事故の加害者になってしまった時は億単位の賠償を命じられる可能性が高いので「無制限」が妥当です。
また、一般的に「弁護士交渉」は任意加入している保険会社が多いですが、こちらも話し合いがこじれた時に備えて付帯するのがベストです。
もちろん、ご自身や家族の怪我についても大きな事故に遭って治療が長引くケースに備えて、上限ギリギリで設定しておくと安心してカーライフを楽しめます。
対人賠償 | 要必須!無制限で付けること |
対物賠償 | 要必須!無制限で付けること |
人身傷害保険 | 無制限または上限で加入 |
搭乗者傷害保険 | 家族など同乗者がいる場合は要必須 |
車両保険 | 上限額で付ける |
自損事故保険 | ペーパードライバー、ドライバー歴の浅い方は付けたほうがいい |
無保険車傷害保険 | 無保険者が多いので付けるのがベスト |
弁護士特約 | 訴訟、裁判に発展するケースが増えているので付けるのがベスト |
ポイント①:対人・対物補償は必ず無制限に!
「対人・対物賠償補償」はあなたが事故の加害者になった時に、相手に支払う補償金のことです。
事故の程度、相手の年収、年齢、職業によって賠償金額は異なりますが、万が一死亡事故の加害者になってしまった時は数億円もの賠償金を命じられることがあります。
また、例え相手が怪我で終わっても、後遺障害が残るようなひどい怪我ですと数千万円もの賠償金になり得ます。
いずれにしろ、右から左に用意できる金額ではありませんし、場合によってはあなたと家族の人生さえへも台無しにしてしまうので、「無制限」に設定しておくことが得策です。
ポイント②:人身傷害保険は上限までかけよう
人身傷害賠償とはあなたと家族が事故で怪我をした時に支払われる補償金のことです。
単なる軽い打撲程度で数日の治療で終わることもありますが、大きな事故ですと長い期間入院をして治療を強いられる場合があります。
そうなると仕事に差し障りますし、収入が途絶えてしまううえ、医療費が重くのしかかってしまい大きな負担となってしまいます。
「人身傷害保険」を付けておけば、治療費を心配しないで怪我の手当てができますし、経済的な損失もまかなえますから「上限」までかけてください。
【セコム損保】相手方への賠償
箇条書きにしてまとめるなどして、公式サイトよりも読みやすく書いてください
車を走行中に人や車にぶつかって相手に損失を与えてしまった時は、損害賠償金を負担しなくてはいけません。
セコム損保では、相手方への賠償として
- 対人賠償責任
- 対物賠償責任
の2種類が基本補償として備わっています。
どちらも補償額は「無制限」になっていますので、高額な賠償責任を命じられた時に十分な備えができて安心です。
また、相手の車やバイクの修理費用が時価相場価格を超えてしまった時のために
- 対物超過修理費用
が自動で付帯されて、上限額は50万円です。
修理費用が時価価格をオーバーすることは多々ありますので、50万円と言えども付けておけばいざという時に助かりますね。
相手方への補償を見る限りでは対人・対物損害賠償ともに無制限となっており、しっかりとした保険であると言えるでしょう。
【セコム損保】自身や同乗者の怪我に関する補償
車を利用している時に死傷事故に遭った時の自分や同乗者に対する補償も見ていきましょう!
セコム損保では、
- 人身傷害保険
- 搭乗者傷害保険
- 自損事故傷害特約
- 無保険者事故傷害特約
の4つの保証が全て自動セットになっています。
「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」の両方が付いているので、治療費、逸失利益、葬儀費用をはじめ、後遺障害保険金、死亡保険金まで全て揃っており、事故で亡くなった時や重い障害を負った時に十分な保険金を得ることができます。
さらに、
- 自損事故傷害特約
- 無保険者事故傷害特約
も契約者全員に適用されるため、操作ミスによる自損事故はもちろん、任意保険未加入者による死傷事故にまで隈なく兼ね備えた保険です。
特に、最近は任意保険未加入者が多いと言われていますので、そのような事故に巻き込まれても自己負担ゼロで治療や生活の補填ができて心強いです。
【セコム損保】車の補償
もちろん、車の補償についても基本装備になっています。
車同士の衝突事故はもちろん、
- 火災、爆発
- 盗難
- 台風、洪水、高潮
- 落書き、いたずら
- 物の飛来・落下
- 自転車との衝突、接触
- 電信柱、ガードレルへの衝突
- あて逃げ
- 墜落、転覆
まで幅広くカバーされているのが特徴的です。
昨今、日本各地で集中豪雨による水害が起きており、車が水没してしまうなどのトラブルが多発しています。
また、故意な落書きなどのイタズラもニュースでチラホラ耳にするだけに、車両保険に入っていれば、修理費用や購入費用に当てることができますね。
大切な愛車と末長くカーライフを楽しめる補償内容となっていますので、この機会にセコム損保への加入を検討なさってはいかがでしょうか。
【セコム損保】その他特約
「対人・対物賠償補償」、「自動車傷害保険」、「搭乗者傷害保険」、「車両保険」に特約をプラスして、ライフスタイルにぴったりな補償を自由にカスタマイズできます。
どのようなオプションメニューがあるのか見ていきましょう!
- 他者運転特約(自動セット)
- 車両過失事故に関する特約(車両保険に自動セット)
- 被害者救済費用等特約
- ファミリーバイク特約
- 身の回り品補償特約
- 弁護士費用特約
- 個人賠償責任補償特約
- 車両運搬時諸費用特約
また、車両保険に加入なさっている方は、
- 車両超過修理費用特約(自動セット)
- 事故代車費用特約
- 車両全損時臨時費用特約
を選択可能です。
補償内容を充実させようと様々な特約を付ける方がいますが、補償内容が大きすぎてしまい、保険料が割高になってしまう場合があります。
オプションを選ぶ際は、自分に本当に必要な特約であるかをしっかり判断して選ぶようにしましょう。
セコム損保のロードサービス
セコム損保の自動車保険は、ロードサービスが充実しておりサービスの質が高いとユーザー達の間で定評があります。
どのようなサービスが完備しているのか、まとめさせて頂きましたので参考になさってください。
- 24時間365日体制のサポート
- レッカー牽引
- 緊急修理サービス(キーの閉じ込め、バッテリージャンピング、パンク時のスペアタイヤ交換、オイル・冷却水の補充など)
- ガス欠時のガソリン10ℓお届けサービス
- 臨時宿泊費用(上限1人1万円)
- 代替交通費用
- その他サービス(各種案内)
ロードサービスがしっかりしているので、走行中の急なエンスト、タイヤのパンクの時もすぐに対応してもらえます。
特に、車の知識がない女性や高齢者にとってはこのようなロードサービスがあると心強く、憂いなしで愛車と共にショッピングやドライブを楽しめますね。
まとめ:セコム損保自動車保険の口コミ・評判
セコム損保の自動車保険はtwitterや2chで「事故対応能力が低すぎる」の口コミが多数見られるのは事実です。
しかし、数え切れない程契約者がいるわけですから、全員の口コミが一致することはあり得ず、「良し!」とする方もいれば「イマイチ」と評価なさる人もいるものです。
確かに事故対応力の評価は保険のプロの目からしても「甘い」と指摘する声がありますが、補償内容が充実していますし、何よりも事故に遭遇した時にセコムスタッフが現場に駆けつけてくれるのはとても心強いです。
今回の記事では、セコム損保の評判と併せて
- 補償内容
- サービスの特徴
についても記載していますので、よくメリット・デメリットを把握し、代理店で見積もりを取ってもらい検討してみてください。
また、「2020年版 おすすめできない最悪の自動車保険は?ワーストランキング発表」の記事を掲載していますから、自動車保険を選ぶ際の判断材料としてご確認なさってみてはいかがでしょう。